ハロワの玄関で暖をとるホームレス@川崎市

 寒い季節になると、ホームレスの人がうずくまって路上で寝てるのをよく見かける。川崎市では割りと日常的な風景だ。当たり前すぎて誰も気に留めない。ハロワの前で寝てても大丈夫。あそこ凸凹になってて雨風しのげるんだよね。交番近いけど大丈夫。誰も気にしてないよ。

 この世から見放されてる感が凄い。たまに放置自転車を盗もうとしたり、「友達がいるから」とマンションに入ろうとしたり(俺のとこで実際あった)、そういうことをしない限り彼らはほっとかれる。「迷惑さえかけなければ路上で寝てても大丈夫だよ。でも死ぬと面倒だからそこで死なないでね」って認識だと思う。主観を肥大化して表現すると、でかい野良犬ってのが彼らの社会的な地位だ。

 こんな話をするのは俺にホームレス経験があるからだ。気が向いたら別で書こうと思うが、ひょんなことから家なし子になって、東池袋中央公園ってところで寝泊まりしてた。

 まー、辛いと思う。っていうか辛かった。池袋って人いっぱいいるから。疎外感がハンパなかった。
 カップルを見て「うらやまし~」ってちょっと妬むのと同じように、目の前で歩いてる人を見て「うらやましい」って感じてた。妬みは「アイツと俺を同列に見たい」って気持ちの現れだから、まだ負の向上心みたいなもんがある。そのうち、何も感じなくなる。さっきホームレスを野良犬って表現したのは、あの時「俺って野良犬みたいだな」と、街明かりのネオンを見ながらお腹をさすっていたのを思い出したからだ。

 野良犬に失礼か。

 社会のリビングデッドとしての自覚が芽生えるとと、あんまり恥とか外聞とか気にならなくなる。俺は寸でのところで助けが入ったから道を外れずに済んだけど、ホームレスとして生きるには何かしらヤバイことをしなきゃならない。人が礼儀を尊重するのは衣食住が満たされてるときだけだ。欲求を満たす手段がないと、感覚が動物的になる。奪ってでも飢えをしのがなきゃならん。

 誰か助けてやれよ。と、経験を踏まえて思う。あの状況まで追い込まれて、ふつーの人を襲わないのは奇跡だぞ。お腹へってるからだぞ。子供のホームレスが出たらどうすんの。「かわいそうだねー」って拾って帰るのか。そんな人いるのか。パパがホームレスアレルギーだったらうちでは飼えないぞ。狩り能力のないホームレスは死ぬしかねえぞ。酷いこと言ってるな。

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