【自分】情報に埋もれたいと思ったあのころ

 「Civilization」という戦略ゲームがある。
 プレイヤーは一国の指導者になって、何千年というスパンで他国と競争していくゲームだ。そのゲーム性には定評があり、ひとつの学問みたいな量の考察がネットに流れてる。自分の選択によって「マハトマ・ガンジーが核ミサイル撃ってくる」なんて展開もありうるから歴史観が狂ってきてそれもまた楽しい。

 学生時代はハマってました。あ、ちなみに難易度は不死だと勝ち負け善戦するぐらいです。どうでもいいですね。わかる人どのくらいいるだろう。

 さて、

 ゲームには健全性なんて求めちゃいけない。すべての表現物に言えるが、善悪なんてものは受け手次第で毒にも薬にもなるもんだ。理性か運のないやつが毒を食らって死ぬだけだ。

 あの頃の俺には目標がなかった。エネルギーの行き場を失いゲームしてた。思い出にラベルを貼るなら題名は「非常に疲れていた」になる。行き場のない何かをごまかすためにゲームしてた。

 何度も何度も何度も何度も。頭がバカになってた。楽しいならともかく、つまらなさをごまかすためにゲームしてた。こういう場合、気が紛れるのなんて一瞬だからまた繰り返す。おいおいジャンキーじゃねえか。

 友達に誘われてソーシャルゲームってのも1回やったことがある。「ブラウザ三国志」ってやつ。ん?ブラウザゲームと呼ぶべきか。まあいいや。
 あれはヤバイ。自分の努力を質に入れられてる感がヤバイ。「お金払わないと俺の努力が戻ってこない!」感。あの手この手で努力を脅かしてくる。ランキング上がるのが快感であり、下がりそうになるのが恐怖だったりするんだ。なにあれ人間の虚を突くデスシステムの類じゃないの。3000円課金した時点で怖くなって辞めた。

 どうかしてた時期だったな。

 「後悔」って感情が鈍化してる自覚があるからあの頃をやり直したいとは思わないけど、「復讐」したいって気持ちはあるな。ひどく惨めな気持ちだったし、ゲームでお茶を濁してたせいか対外関係でいろいろあった。何か会ったのは俺の脳内でだけだが。

 ゲームは別に悪くない。ただ、ゲームは気分良くなるように設計されてる。それに依存しちゃうとてーへんなことになる。「気持ちいい情報に埋もれたい」って欲求はいつの時代も不滅だ。思い通りにならない事なんてそこら中にあるからな。

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