嫌な人の名前が思い出せない

 話の9割が自慢で構成されるおっさんとか、男というだけで何故か攻撃的になるおばちゃんとか、会ってきた中で「イヤだなー」と感じていた人の名前が思い出せなくなってる。

 好きな人は覚えているし、どうでもいいことも覚えてる。先日も山手線浜松町駅に3年ぶりぐらいに下車したんだけど「あー、前に来たときは11月ごろで寒かった。友達の就活に付き合ってあのビルにあの会社の説明会を受けに行って、帰りにあそこのファミマでコロッケ買って食べてたなー」っていう思い出がブワッと蘇ってきた。街の人はどんな服装だったかとか、喋ってた内容、迷った道順まで思い出してしまった。

 嫌いな人とも思い出があるはずなんだけど、もう殆どと言っていいほど思い出せない。まず名前が思い出せない。どんな顔だったかはなんとなく覚えてる。「なんかあの時イヤだったなー」って印象だけがこびりついてるが「具体的にどんな人で何が嫌だったのか」がとても曖昧になってきてる。
 ふと、夢のなかの記憶とごっちゃにしてるではないかと不安になる時がある。

 歳をとっただけなのかもしれんが、一種の記憶障害かというぐらい、好悪で記憶の賞味期限が決まってる。

 好きな事だけ覚えていられるなら、非常に便利でストレスのない脳みそなので大歓迎だ。楽しいことだけ記憶して、アホみたいな顔で往生できたらそれはそれで幸せな人生だと思う。
 ただ、危機回避能力がなくなってて、何度も経験したはずの好まないタイプの人と、過去をなぞるようにいさかいを繰り返してしまうのかなーと想像すると、それはそれでバカな人生だと思う。

 そうそう、このブログでネガティブな事を書いたりするけど「記録」の意味合いが強い。悪い出来事なりにネタになるはずなんだけど、経験して3~6ヶ月であいまいになる。書いているときにだって、なんかもうどうでもいい感じだけど、当時の感情をなんとかタンスの奥から引っ張りだしてまとめてる。「それより半額で買ってきた寿司うめえ」とか本当は思って書いてる。

 いちおう理性のある人間のつもりなんだけど、なんかすごい動物っぽい。

2 件のコメント :

  1. tumblrに流したときの投稿へのリンクを貼ってくれませんか?
    リブログしたいのによくながれちゃって

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    1. 更新する元気が出たら次回からやろうと思います。
      アドバイスありがとうございます

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